アジア太平洋三人行

第16回 中国は、長期の視野の下で、安定的な発展モデルを考えることが必要
今、世界は成長の危機に直面している。100年前には目指すべき発展モデルがあったが、今後の100年を展望するとき、そうしたモデルは存在していない。中国は、自身の知恵を絞り、安定的かつ長期の経済及び社会の発展モデルを考える必要がある。中国は一人当たりの資源量がきわめて小さいため、次代の発展を支えるのにどのようにしていくのかが一番の問題となっている。これをうまく解決できないと、世界はいつまでも爆弾を抱えているのと同じ状態になる。問題の解をみつけるためには、今後100年といった長い視野で、過去を振り返って反省し、未来を考えていくということが必要である。

出演者

清華大学 副院長
崔保国 氏
2012年3月5日
出演者等の見解は収録日時点のものであって、今後予告なく変更されることもあります。