アジア太平洋三人行

第9回 多様な相手への深い理解が長期の暖かい交流の礎に
日本がグローバル化を果たす上で克服しなければならないのは、相手をどれだけ深く理解できるかだ。多様な人々や国情に対応し、共存を図っていくことが重要である。中国進出でも、現地のお客様を知るということを大切にし、経営、研究開発、美容相談等いかに現地に根付いていくかを考えてきた。中国とは歴史的な交流が深く、漢字文化など互いに共通する面も多い。相手を理解しようという心を先ず持つことが必要だ。その上で、中国の人々といい関係が続く時間をどれだけ長くできるかと考えると、100年の大計が大事なキーワードとなるのではないか。

出演者

株式会社資生堂 代表取締役会長
前田 新造 氏
2011年10月26日
出演者等の見解は収録日時点のものであって、今後予告なく変更されることもあります。